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■LUNA SEA





「月刊ラストは、LUNA SEAでいこう」
  そんな話が出たのは、9月のことでした。「終幕」と「REBOOT」を経て現代に蘇った怪物が、武道館6DAYSライヴをはじめとする怒涛のスケジュールを発表し、きっと誰もが“いよいよ本格的な覚醒か?”と期待を膨らませたであろう、ちょうどそんなタイミングで、僕はLUNA SEAに表紙のオファーをしました。
「昔からお世話になってきた雑誌の区切り。そのお話、受けますよ」
  具体的な会話の内容はほとんど覚えていないんですが、こちらのオファーに対するマネジメントからの返答は驚くほど早く、そしてなによりも嬉しい返事でした。
  皆さんにとっての“これぞフールズメイト”が、満場一致でLUNA SEAだったとは思いません。世代が違えばお目当てのアーティストは変わるでしょうし、リアルタイムで読んでいたタイミングが異なれば、当然、価値観にもきっと差が生まれることでしょう。そんな中で僕らは、月刊誌のラスト・カバーをLUNA SEAに託しました。
“なんでLUNA SEAだったのか?”の理由は、ひとつではありません。空前のムーヴメントが沸き起こった激動の90年代を共に駆け抜けた仲間だから、というのもひとつですし、歴代トップクラスを誇る表紙登場回数も外せない理由のひとつだと思います。そしてもうひとつ。LUNA SEAが経験した「終幕」というひとつの大きな区切りと、月刊誌フールズメイトの「終幕」という区切りを、もしかしたら重ねていたのかもしれないなと、今になって少し思ったりもします。と同時に、“あのときの区切りは、LUNA SEAでいうところの「終幕」だったんですね”と後々に言われるためにも、フールズメイトにとって「REBOOT」にあたる次のアクションは、極めて重要なものになる気がしています。
  今回のLUNA SEAの取材は、彼らが多忙を極めていたZeppツアーの合間に行いました。大阪・名古屋公演を終えて、福岡に向かわんとする直前のタイミングでした。そこで5人からキャッチしたZeppツアーの手応え、現在のバンドのムード、そしてLUNA SEAの未来に関する希望のメッセージの数々は、それぞれ言い回しに差はあるにせよ、面白いほどすべてが繋がっていて興味深いものでした。今回のZeppツアーを目撃することが叶った幸運なファンはもちろん、2013年の開幕と同時にやってくる武道館6DAYSに参戦予定のファンにもぜひ読んでもらいたい5本立てのパーソナル・インタヴューになっていますので、どうか最後までじっくりと読み進めてみてください。
  そして、どんな形になるにせよ、またどこかで皆さんに逢えることを心より願っています。月刊誌フールズメイトを、今までどうもありがとうございました。
(文=柳本 剛)
D/11月26日(月)@編集部





  今ある月刊誌としてのフールズメイト、その最後の号にDが登場します。2013年の春で結成10周年を迎える彼らが、自主レーベル=GOD CHILD RECORDSから発表した楽曲で構成されるBOXベスト『Treasure Box』の4月リリースをアナウンスしていますが、実は当初の予定では、このインフォメーションをするのはまだ少し先の話でした。しかし、10月に本誌増刊『I.S.』の取材で編集部を訪れた彼らがフールズメイトがひとつの節目を迎えることを知り、“Dと共に歩んでくれたフールズメイトを通じて、ファンの人にきちんと伝えたい”という強い想いから、急きょ前倒しでの告知解禁をその場で決定。今回のインタヴュー実現となったわけです。
  インタヴューでは、ベスト盤の中身について触れていると共に、印象に残っているこれまでのヴィジュアルや楽曲を各メンバーがセレクトし、大いに語ってもらいました。同時に、その“印象に残るヴィジュアル”をはじめ、フールズメイトの誌面を彩った歴代フォトの数々をページ内にギュッと凝縮。Dと共に駆け抜けたこの10年を振り返ることのできる感慨深い内容になっています。
  時代に左右されず自分たちが信じる道を真摯に突き進んできた彼らには、これからもそのスタンスを変えることなく、“D”を貫いていって欲しいと思います。
(文=早川洋介)
Jin-Machine/11月25日@渋谷O-West





  11月25日のワンマン・ミサ“【無職】じんましーん【糞麺】”@渋谷O-Westは、とてもステキな空間でした(←公演タイトルは相変わらず笑っちゃうけど!)。それは、終演後のメンバー5人の清々しい表情、そして超満員の観客の皆さんの笑顔が物語っていました。
  意表をついたコントからのスタート、きれいにまんまるな輪ができあがったお馴染みのジャパニーズ・サークルモッシュ(笑)、次から次へと手作り小道具が飛び出した「お料理狂想曲」、メンバーのキャラが浮き彫りになった大喜利コーナー、会場が見事にひとつになるヲタ芸炸裂の「妹コントローラ」、そして“帰れコール”(←アンコール)で再びステージに姿を現した5人が披露した新曲「クリスマスおわっちゃった」が巻き起こした感動の嵐……。
  もちろん、あの一体感は、彼らが楽曲に乗せたメッセージが会場の隅までしっかり届いているからこそ。音楽と笑いのバランスが実に絶妙でした!
  今回はライヴレポートに加え、アフター・インタヴューも決行。「いいライヴでした」と改めて素直な感想をお伝えしても照れるばかりの5人ですが(笑)、そんな彼らのリアルな声をキャッチしましたので、レポと併せてお楽しみください。写真も、セレクトに苦労するほどカッコいいカットが多かったので、可能な限りたくさん掲載してみました!
  さて、すでに発表されているとおり、新曲「クリスマスおわっちゃった」はフールズメイト完全誌上限定シングルで、現在大好評発売中です。さらに、2013年2月6日には初のアーティスト・ブック『読んでくれ〜』発売の予定も! こちらは現在制作真っ只中ですが、彼らの最大限のご協力のおかげで、なんだか楽しげな単行本ができそう……いや、頑張って作ります!   来年もきっと私たちを大いに楽しませてくれるであろうJin-Machine。さらに勢いづいて突っ走ってくれそうな予感です!
(文=難波佐和代)
Jin-Machineアーティスト・ブック『読んでくれ〜』特設ページはコチラ!

治外法権(DOG inThePWO × BugLug × Blu-BiLLioN)/12月某日@都内某所




  1月4日、渋谷O-Eastでのイベント『Resistar Records Presents 治外法権-新春だょ全員集合!!2013-』を目前に控えた今回は、3バンドのフロントマンである春・一聖・ミケと、“下手(しもて)ギター会”のミズキ・優・宗弥の6人が登場。
  注目の対談は、「え、俺らなんかが対談に出てもいいんですか?」と戸惑い気味の宗弥、そして「いつ“下手ギター会”なんて結成してたの?」と、レーベルメイトでありながら、その存在をよく把握していなかったらしい(笑)ヴォーカル・チームと、あわや放送事故寸前のユルユルな滑り出しから爆笑の連続! DOGとしてのインタヴューでは比較的クール(?)なミズキもこの日はノリノリで、そんな彼を見つめる春が「僕が知ってるミズキじゃない!」と驚愕の表情を見せるなど、いつもとは違った彼らの一面をフィーチャー。イイ話もヒドい話も織り交ぜた、必読のスペシャル企画となりました。
  さらに誌面上では、1月4日に販売されるグッズ用の写真撮影現場に潜入してのオフショットも公開。レーベル所属3バンド計16名の、普段はなかなか見られない、レアな絡みにも大注目です!
(文=矢野裕也)

ユナイト(結×椎名未緒)/12月某日@都内某所






  先日リリースされた2ndアルバム『MEANiNG』、みなさんもうお聴きになりましたか? さて、今回はユナイトのキーマンの2人――フロントマンの結(Vo)とメイン・コンポーザーであり、バンドのリーダーでもある椎名未緒(G)の2人への対談形式でのインタヴューお届けします。
実は、先月号(Vol.375)での撮り下ろしの際、彼ら2人は今回のために特別な2ショットも撮影していたのです。今までにないシチュエーションかつクールなカットをお楽しみください。
  インタヴューはアルバム・リリース日からほどない某日に決行。これまで2人で楽曲についてのインタヴューを受けたことはあっても、お互いのことを話す対談形式は今回が初とのこと! 高まる期待通り、序盤から話が弾み、結も思わず「これ、5時間コースですかね!?(笑)」と言うほどの大盛り上がり。お互いに“はじめて知った!”というようなエピソードあり、気になる恋のハナシありと、見どころ満載です。限られた時間での対談となりましたが、本当にいいお話をたくさん訊くことができました。ありがとうございました!
  そして先日、全国ワンマン・ツアーと、結成2周年となるそのファイナル公演を渋谷AXで行うことが発表されましたね! インタヴュー中でも、今ある全てを出し切ったという『MEANiNG』への想いと、今後についても語ってくれました。2013年、さらに大きく羽ばたくユナイト。引き続き、要注目です!
(文=保坂真以)